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クールワン® お役立ち情報 OTC医薬品編

OTC医薬品は
処方箋なしで購入できる医薬品

医薬品には主に医師が処方する「医療用医薬品」と
薬局やドラッグストアなどで処方箋なしで購入できる「OTC医薬品」があります。
自分自身で健康を管理、
軽度な身体の不調は自らで手当てする
「セルフメディケーション」が推進される今、
OTC医薬品を上手に使用することが大切です。

OTCは
オーバー・ザ・カウンターの略

OTCは、英語でカウンター越しに販売するという
意味を持つ「Over The Counter」の略が
由来になっています。
以前は「大衆薬」「市販薬」などの呼び方が
使われていましたが、
2007年から世界的に広く用いられている
「OTC医薬品」に呼称が統一されました。

また、OTC医薬品のロゴマークには
「自己選択(自分で選ぶことができる)」
「アドバイス(専門家に相談ができる)」
「情報発信(医薬品に関する様々な情報を発信します)」

の3つのメッセージが込められています。

お薬には
主作用と副作用があります

お薬には病気を治す、症状を軽くするなど
お薬本来の目的の働きを指す「主作用」と
本来の目的以外の好ましくない働きを指す
「副作用」があります。
服用の際は、必ず添付文書をよく読み、
用法・用量を守って正しくお使いください

副作用などについて十分にご注意いただき、
気になる症状があらわれた場合は、
服用を中止して医師または薬剤師にご相談ください。

例えば頭痛薬では…
「解熱鎮痛」の主作用と、胃粘液の分泌を抑える作用による「胃・十二指腸の炎症」の副作用があります。
例えば風邪薬・鼻炎薬では…
「鼻炎を抑える・鼻水を止める」主作用と、神経の伝達を抑える作用による「眠気・倦怠感・口の渇き」などの副作用があります。

また、お薬に対する過剰な免疫反応による
副作用もあります。
外部から侵入した「外敵や異物」から
体を防御するために「免疫」機能がありますが、
それが正しく働かないとアレルギー症状が起こります。

アレルギーといえば、卵や牛乳、
小麦、そば、エビ、カニなどが有名ですが、
あらゆる物質が
アレルギーの原因(アレルゲン)になり、
ひどいときにはショック症状を起こすこともあります。
お薬も例外ではなく、
アレルギー性の副作用が起こることもあります。
食べ物やお薬に対し、体が「異物」と誤認し、
薬疹やかぶれなどを引き起こします。
ごくまれですが、
重い皮膚症状が起こることもあります。

このようにお薬によって、アレルギー体質の方や
持病のある方は症状が悪化したり、
車の運転や危険な作業をする方は眠気や倦怠感、
めまい、脱力感が現れる可能性があるため
お薬を購入する際には
医師や薬剤師に相談しましょう。

お薬の正しい保管方法

以下のポイントをしっかり守って、
お薬を正しく保管しましょう。

  • 直射日光が当たる場所や高温・多湿な場所を避けて涼しい場所で保管する
  • 子供が誤飲しないように手の届かないところに保管する
  • 使用上の注意などがいつでも確認できるよう、添付文書・外箱・袋は大切に保管する
  • 使用期限が過ぎてないかなど、年に一度は確認・整理する
  • 誤用や品質の変化の原因になるため他の容器に移さない
  • 間違って口にしないよう農薬や殺虫・防虫剤などと同じ箱には入れない

お薬を捨てるときは容器から取り出して、
錠剤や軟膏などは紙や封筒に包んで廃棄します。
お薬の容器・包装には識別マークの表示が
ありますので、マークをよくみて、
各自治体の分別方法に従い廃棄してください。

出典:日本OTC医薬品協会「上手なセルフメディケーション」
(一部改変)